サッカーが「生活の一部」と語るのは、横浜F・マリノスサポーターのnatsukoさん。歯科衛生士の仕事をしながら、サッカー観戦や音楽といった趣味も全力で楽しんでいます。「今の仕事を大切にしたい」とも語るnatsukoさんが、仕事と趣味、そして趣味と趣味をどのように両立しているのか。サッカーへの熱い思いや日頃のライフスタイルを伺いました。

話を聞いた人

natsukoさん
Instagram:https://www.instagram.com/konatsu_sun/

画像: www.workit.jp
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推しの選手の引退と15年ぶりの優勝。小学生から応援し続けるマリノス

横浜F・マリノス(以下、マリノス)という日本のJ1リーグのサッカーチームを応援しています。もともと母がサッカー観戦が好きで、小学生の頃からスタジアムに連れて行ってもらったり、テレビで日本代表の試合を見たりすることが多かったんです。それで、サッカー観戦は自然と日常的なものになっていました。

そういう背景もあり、最初からマリノスを応援していたわけではなかったのですが、小学生のある時、テレビ中継で見た中澤佑二選手というレジェンド選手のプレーに一目ぼれしたんです。

昔から、攻撃よりも守備の選手に惹かれることが多くて。中澤選手も、ゴールキーパーの前で守備を担うセンターバックのポジションの選手でした。体を張って相手の攻撃を守る姿がすごくかっこよくて、一目で好きになったんです。その中澤選手が所属していたのがマリノスだったことから、応援するようになりました。

それからずっと中澤選手が好きだったのですが、2018年に引退してしまって。ショックすぎて、「もう応援するのをやめようかな」と思うほどのロスになってしまいました。でも、なんとその引退の翌年にマリノスがリーグ優勝。それをきっかけにマリノスがまた一段と好きになり、それまでは「中澤選手が所属していたから好き」だったのが、今は「チームが好き」になり、昔よりも好きになったように感じています。

画像: 推しの選手の引退と15年ぶりの優勝。小学生から応援し続けるマリノス

サポーターだけど、ファミリー。応援の醍醐味とは

マリノスの魅力は、ファミリー感が強いところだと思っています。選手たちも「マリノスファミリー一丸となって」という言葉をよく使っていて、マリノスのサポーターとチームとの絆が強いんです。選手を応援しているサポーターだけど、ファミリー。どんな時でも一緒に戦う、そんな絆の強さが特別なチームだと思います。

だからこそ、気持ちの上下が激しいんですよね。得点が入ったときにスタジアムがわっと盛り上がったり、押されていて雰囲気があまり良くなくなったり、そんな時はみんなで応援して選手を後押ししたり。応援しがいがあって楽しいです。

交差する「もっと試合に行きたい」「仕事を大事にしたい」の思い

仕事は歯科医院で歯科衛生士をしていて、土曜日が出勤日なので現地に観戦に行けないこともあります。ただ、事前に分かれば休みを取りやすい環境なので、大事な試合がある日は有休を取りながら、仕事と観戦のバランスを取っています。おかげさまで、月に2~3回ほどは現地に行くことができていますね。

実はこれまでに転職を何回かしていて。今の職場選びの際には職場や先生の雰囲気を特に重視しましたが、日曜日と祝日が休みなこと、有給が取りやすいことも考えながら選びました。やっぱりサッカーの試合は土日が多いですし、サッカー以外にも音楽が好きでフェスにもよく行くので、そういう趣味のことを考えると週末がお休みの方がいいなと思いますね。

もちろん、土曜日も休みの方が休みの仕事の方がたくさん現地観戦に行けるのはすごく感じていますし、もっと行きたいという気持ちもあるんです。でも、今のこの仕事を大切にしたいと思っているので、自分の中で「この試合は行きたい」「ここは働こう」と決めて働いています。今はこのライフスタイルが合っているので、しばらくはこれでやっていこうと思っています。

画像: 交差する「もっと試合に行きたい」「仕事を大事にしたい」の思い

仕事と趣味、趣味と趣味の両立

仕事と観戦のバランスのとり方としては、仕事があって現地に試合を観に行けない日は、仕事終わりに試合の後半だけ見に行くこともあります。

あと、試合を見に行けない日は結果を絶対に見聞きしないようにして、家に帰ってから配信を見るようにもしていますね。やっぱり先に結果を知っちゃうと面白さが半減しちゃいますから。早く知りたくてもSNSを遮断して、友達にも「結果言わないでね」と言っておくようにしています。

ほかにも、サッカーの試合とフェスがかぶった日は配信をうまく活用しながら、趣味の両立もしています。フェスは配信で見ることができないので、大事な試合以外はフェスを優先して、空き時間に試合を見ながら過ごすなどの工夫をしています。

プロ野球の配信サービスがすごく便利なんですよ。試合時間の前後を含めて全部の中継を見ることもできますし、ハイライトで試合の注目部分を切り抜いて見ることもできますし。現地に行けない試合の中継を見たり、マリノス以外のチームのハイライトを見たりして活用しています。

画像: 仕事と趣味、趣味と趣味の両立

サッカーは生活の一部

スポーツって勝ち負けがあるので、それに私自身も影響される部分が大きいです。チームの調子がいいと自分自身のモチベーションも上がりますし、逆にチームの調子が悪くて負けが続くと、自分も下がっちゃいますね。

また、試合観戦以外にも、アウェイの遠征の際にその地域の名物を食べたり、観光をしたりすることも楽しみにしているので、そういう部分でもモチベーションにつながっていると感じています。

最近だと、5月25日にAFCチャンピオンズリーグがあって、マリノスが決勝まで行ったんですよ。相手がアル・アインというドバイのチームでアブダビで試合が開催されたので、いつも一緒に応援している友達の中で現地に行けない人たちでカラオケルームを貸し切って観戦しました。

それが時差で日本時間の午前2時頃スタートだったのですが、その日は仕事がありながらも、やっぱりすっごく楽しみで。皆で試合を見るのもそうですし、もし優勝したら歴史が変わるぐらいでしたから。結局負けてしまったものの、その日までをすごく楽しいものにしてくれて、「好きでよかったな」と改めて実感しました。

サッカーはもう「生活の一部」みたいな存在ですね。趣味ではあるのですが、それだけでは片づけられないくらい、自分のスケジュールにもモチベーションを含めたメンタル面にも、サッカーの影響はすごく大きいです。

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