たつごろうさんは、看護職の奥さんと3歳の息子さんとの3人家族。フルタイムでの仕事に育児、自分たちの暮らし。忙しく過ぎていく日々の中で、失敗もしながら試行錯誤を重ね、家族みんなで健やかに過ごせるように奮闘しているお父さんの一人です。今回は、働くお父さんのリアルな暮らしや仕事、日々の生活で大切にしていることを伺いました。
話を聞いた人
たつごろうさん
3歳の息子のお父さん。共働き夫婦のリアルな暮らしや男性目線での家事育児、子どもの成長、 時短・簡単レシピを発信している。
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Instagram:https://www.instagram.com/tatsugoro_ch
子どもが生まれて分かったこと。仕事×育児のリアル
現在は在宅で働いていて、マーケティングの部署で販促用のコンテンツを作ったりキャンペーンを企画したりする仕事をしています。会社全体としては9時から18時が基本の勤務時間なのですが、息子を保育園に迎えに行くために17時半頃に一度仕事を切り上げて、息子が寝た後の21時以降に残った仕事をすることが多いです。
1年間の育休を取得したのですが、業務に戻る時、最初はやっぱり大変でしたね。以前までしていた案件はある程度終わり、新しい企画や施策が始まっていく中で自分の仕事を取っていかなければならないので、積極的に出ていきつつもどこまでできるか分からないという葛藤があったのを覚えています。
それに、子どもが生まれる前は「子どもが家にいても仕事は割とできそうだな」なんて思っていたんですよ。というのも、息子が生まれる前、コロナ禍のタイミングで完全在宅に切り替わってから、ミーティング中に在宅でお仕事をされている方の後ろから子どもの声が聞こえてきたりすることがあったんです。
でも、実際に子どもが生まれてみると、仕事と育児を同時にすることは本当に難しくて。子どもの体調不良などで休む社員や同僚の姿を見てきましたが、それを実際に自分で体験して、育児の大変さを今まさに体感しているところです。
でも、そういう大変な思いをしながらも頑張っている方が周りにたくさんいらっしゃって。保育園の同じクラスの保護者同士で話したりすこともある中で、お互いに共感しつつ励まし合い、同志のような人たちに支えられて頑張れています。
仕事と暮らしを切り替え、バランスをとるための試行錯誤
生活モードから仕事モードに切り替えるために、息子を保育園に送って家に戻る途中にYouTube等をイヤホンで聞きながら情報収集をしたり、自宅に戻ってコーヒーを飲んで一息ついたりする時間を作っています。また、息子が保育園を休んで家にいる時は基本的に外で仕事をするようにしています。
逆に、仕事モードから家のことに切り替えるときは、仕事関係の物は目に入らない場所において、触らないようにしています。会社にも、「この時間は電話に出られません」と伝えておいて、パソコンやスマホから離れるようにしています。
あと、仕事をしているとどうしてもストレスがたまってしまうことがあって。時間がなくて「早く仕事に戻らないと」と気持ちが焦っていたり、早く寝てほしいなと思ったり、朝のせかせかしている時間に、保育園に行くのにぐずってしまったり。
そういう時に、つい息子を急かしてしまうんですよね。でも、そうすればするほど、息子もなかなか思い通りに動いてくれなくなるんですよ。だから、そういう時は息子のペースをできるだけ尊重しながら、無理矢理大人のペースでしないように気をつけているところです。なかなかうまくいかないことも多いですが、日々試行錯誤しています。
限られた時間でこなす秘訣は、夫婦の支え合い
夫婦の間で家事や育児の分担は明確に決めていなくて。というのも、息子の反応や状況で変わってくるんですよね。例えば僕に遊んで欲しい時もあれば、妻に遊んでほしい時もあるので。
ただ、その中でもざっくり分けると、掃除や片付けは妻がしてくれることが多くて、料理や息子のお迎えは僕がすることが多いです。それ以外に関しては、気がついた方や手が空いた方がするようにしています。息子を迎えに行って18時頃に家に帰ってきてから21時頃に寝るまでの3時間を、妻とお互いの様子を見つつ協力しながら、自分がやるべきことをこなすようにお互いに意識しています。
ただ、その中でもお互いに忙しくてできなかったり、中途半端になってしまったりすることもあるんですよね。そういう時には、相手ができなかったことは責めないようにも注意しています。
こうして日々忙しい中でも、妻も僕もお互いに自分の時間をできるだけ取ることを大事にしていて。僕の仕事が落ち着いている時は家事や育児を妻にお願いして1人で飲みに出かけたり、妻も職場の人と食事へ行ったり美容院に行ったりしています。自分が出かければ相手も出かけやすくなるので、お互いに気兼ねなく出かけますね。
あとはやっぱりコミュニケーションの時間も意識して取るようにしていて、1日に30分ぐらいは必ず時間を取るようにしています。妻も僕も食べることが好きなので、息子が寝た後に一緒に食べたり飲んだりしながら話しています。
リラックスや健康が両立の秘訣
生活、育児、仕事を両立するために、体に良さそうなものやリラックス効果のありそうなものを積極的に取り入れるようにしています。例えば、SNSで評判の良い商品を試してみたり、リラックスできそうな入浴剤を使ってゆっくりお風呂に入ってみたり。それでめちゃくちゃ変わる、なんてことはないかもしれませんが、それでも少しづつ試していこうと思っています。
あとは、やっぱりまずは親である自分たちが健康で生きていくために、食事も意識しています。大人が適当な食事をして体調を崩しやすくなると、自分たちに返ってきて、大変になるのは結局自分たちですから。毎日3食食べるようにして、できるだけバランス良く野菜や魚、肉をちゃんと摂れるような晩御飯を作るように心がけています。
食や旅が家族のモチベーション
日々頑張るモチベーションになっているのは、まずはやっぱり食べることですね。妻も僕も食べることが大好きなので、甘いものを食べたり、ふるさと納税やネット通販でちょっといいものを買って食べたり。これは日々のモチベーションになっていると感じます。
あと、旅行も好きなので、年に何回か行く家族旅行も大きなモチベーションになっています。旅行って、当日ももちろん楽しいですが、どこに行くか考えたり、何をするか計画したり、レンタカーや宿を予約したり、その旅行に行くまでもわくわくしますよね。それに、旅行から帰ってきてからも、撮った写真を見返して楽しむこともできますし、旅行の前後もセットで楽しいんですよ。旅行そのものは安くはないですが、長く楽しめてコスパがいいですし、何よりも「このために頑張ろう」と思えるモチベーションの源になっています。