はたらくレシピでは、トランスコスモスで働く4人のパパ社員に集まっていただき、オンライン座談会を実施しました。その様子を3回にわたってお届けいたします。
第3回目は、オンラインで会議や面接をしているときの話や子育て中に感じた気づきなどを伺いました。
座談会に参加した社員の皆さんのプロフィール
Oさん:
採用推進部、4歳の男児と5ヶ月の女児の父
在宅勤務中心。育休取得経験あり
Iさん:
採用推進部、4歳と2歳の男児の父
在宅または出社。
Gさん:
DI事業本部、2歳半の男児の父
在宅勤務が多めだが、週に1~2回程度出社することがある。育休取得経験あり
Sさん:
人事部、4歳の子と10ヶ月の子の父
在宅勤務中心
子どもと仕事の適切な距離感を探る
――オンラインで面接をされる方で、こういうの困るなとか、逆によかったなとか思うことはありましたか。
Iさん
オンラインで面接する関係上、子どもたちの声も妻の声もしっかり入ってしまうことがあります。ただ、そういうのは新卒採用の面接のときだと学生さんの緊張がほぐれるので、いいことも大変なこともあります。
Gさん
在宅で説明会や面接、面談をしてると、いい感じの賑やかしが加わって温かみのある状況が生まれることもありますが、逆にそれが困るところもあって。仕事と育児の距離の近さをすごく感じます。
――――仕事と育児の距離の近さは、在宅勤務ならではですよね。
Sさん
そうですね。子どもが帰ってきたら、「おかえり」って声をかけて両手でタッチしたいんです。「保育園で何かあった?」みたいに、いろいろおしゃべりもしたい。
だから「仕事が終わったら子どもに会おう」と自分に言い聞かせて、グッと堪えながら仕事を頑張ってます。
Gさん
自分はたまにどうしても話しかけたくなって離席しちゃうこと、正直あります。でも、部屋に戻ると「あれ、何してたんだっけ」って忘れてしまうこともあります。
Sさん
分かります。でもそういうのを繰り返すと、逆に離れないんですよね。だから距離感を保ちつつ仕事に取り組んでいます。
Oさん
僕の場合は、いっそのこと、保育園からの帰宅時間には可能な限り面接やミーティングを入れないように調整してます。
ミーティング中だと部屋に入ってきた子どもに「今仕事中だから」って声をかけると、確かにその場は和むんですけど、子どもと仕事との距離感はある程度保っていた方がいいし、その点はなるべく気をつけてますかね。
「お菓子あげるから」は通じない ─子育ての楽しさと難しさ
――お子さんの成長で感じたことがあれば教えていただきたいです。
Oさん
うちの上の子は、保育園から帰ってくると、「ただいま」って言いながら部屋に突進してくるんですよね。このタイミングかいって嬉しい気持ちと、今かいっていう気持ちとって感じで。
Gさん
ああ……。まさに今「お菓子あげるから待ってて」状態です……。
Iさん
いずれ「お菓子じゃ騙されんぞ」になります。
Gさん
心得ておきます。
Sさん
上の子はイヤイヤ期がひどくて、風呂に入るのも、風呂から上がるのも嫌だとか、こちらが何を言っても「嫌だ」しか言わない状態がずっと続いてました。そういう状況に陥ったとき、当時は「じゃあお菓子あげる」ってなってましたね。
イヤイヤ期はお互いにしんどかったけど、どんなに相手がちゃんと話せなくても、理由を理解させないといけない。「お菓子は楽だけど、そればっかりに逃げるのはやっぱりちょっと違う」とふと気づいてからは、お菓子に頼るのを一切やめて、理解できるまで根気強く説明するようにしました。
今上の子は保育園に通ってて、最近、理由が伝わっているかどうかは分からないけど、「分かった。待ってる」と引き下がってくれることが増えました。時期ごとに接し方の変化が求められるようになって、そういうところにも子どもの成長をすごく感じます。
Iさん
最近では、一緒に本を読みたいとか、子どもの発達にもう少し関わりたい、時間を作って子どもと一緒にいたいなと思うようになりました。
ただ、定時後にミーティングが入ることもよくあるし、気づけば寝かしつけの時間だったり、いざ時間を作っても本人が興味を示さないこともあったりするしで、難しいなと感じます。
自分らしい育児のスタイルを見つける
Iさん
子どものためにどうしたらいいんだろうって、父親として迷うことが結構あります。そういうとき僕は、自分がどういう父親でありたいかをすごく大事にしています。ポリシーじゃないけど、それをもとに仕事もプライベートも全力で頑張れば、多分家庭は上手くいくと思います。
Oさん
分たちで抱え込むのはしんどいから、もし可能なら少しでもいいから遠慮せずに周りを頼ってほしいです。1ヶ月育休をもらいましたけど、もらえなかったら多分家族全員相当しんどかったですね。もし今悩んでいたら、思い切って周りにまずは相談してみてほしい。
同じように子育て中の同僚に「最近どうすか」って話しかけてみるのもいいかも。周りは意外と頼れる環境にあることをパパさんたちには知ってもらいたいです。
Sさん
育児や家事で、いろんなストレスを抱えたり思い悩んだりすることはたくさんあります。妻へのメンタル的なフォローもしつつ、家事も育児もやっていけば、家庭内も円満に進んでいけると思います。
Gさん
子育ては割となるようになると実感を持ってます。育休制度も使ってみて思ったんですけど、非常にありがたいし、フォローしてくれる人がいるから制度が成り立ってるのをすごく感じたので、育休を使う人がいたらフォローしたい。
あとは遠慮せずに周りを頼ること、頼ったら感謝することが大事かなと思ってます。
家族の時間を大切にしながらも、周囲への感謝も忘れずに
仕事と育児を両立するなかでさまざまな悩みを抱えつつも、子どもの成長を喜ぶ父親としての姿が垣間見えました。仕事と子育てとの距離感を図りつつも、ときに職場や実家のサポートを頼りつつ父親としても努力を惜しまない姿勢が印象的です。
職場や家庭での信頼関係の構築も、育児と仕事を両立するための鍵です。職場とのスムーズな連携を図るためにも、コミュニケーションを欠かさないこと。パートナーへのフォローや感謝を忘れないこと。困ったとき、遠慮せずに人を頼り、頼られることの大切さ。それを心がけていれば、仕事にも育児にも全力投球できるでしょう。