「小売やサービス業から、事務職に転職したい!」そんな希望を持っている方も多いのではないでしょうか?

この記事では、事務職に転職するために、どんな資格があると役立つかを解説します。

記事の作成にあたり、トランスコスモス採用担当の熊本 聡美さん、山里 さやかさん、中嶋 梨絵さんにお話を伺いました。

それぞれ皆さんが担当している業務は以下の通りです。

熊本 聡美さん:
受発注業務、営業事務、経理、人事などの応募者対応全般を担当。担当エリアは東京。

中嶋 梨絵さん:
受発注業務、営業事務、経理、人事などの求人媒体作成全般を担当。担当エリアは東京。

山里 さやかさん:
営業事務、経理、人事の応募者対応全般や求人媒体作成を担当。担当エリアは長崎(佐世保)。

一般事務を目指す人におすすめの資格とその理由は?

画像1: 山里さん

山里さん

ExcelやWordの検定をお持ちの場合は「一般的なPCスキルがある」と見なされる場合が多いです。

画像1: 熊本さん

熊本さん

「MOS資格(マイクロソフト・オフィス・スペシャリスト Microsoft Office Specialist)」のExcel科目(スペシャリスト/エキスパート ※難易度別)です。面接時の「パソコンできます」というのはあくまで自己申告です。資格があれば、最低限の知識があると保証されます。

画像1: 中嶋さん

中嶋さん

MOS資格などを持っていると「事務職は未経験でも、前向き」という評価を得やすくなります。「基本的な事が分かっている」「やる気がある」ことを、分かりやすく伝えられるからです。

よく、「事務職には秘書検定がオススメ」などと言われますが…

トランスコスモスの事務職の現場では、業務効率化最優先なので、数ある資格の中で「MOS」を最も重視します。

なお、MOSは必須、というわけではありません。資格を取得していなくても、参考書を開いて少し勉強してみる、日々の現場で飛び交う言葉の意味が分かれば良いと思います。

MOSとは?

MOS(マイクロソフト・オフィス・スペシャリスト Microsoft Office Specialist)は、Microsoft Office製品の操作スキルを証明できる資格です。

「Word」「Excel」「PowerPoint」など、ソフトウェア別に試験科目が分かれています。

その中でも特に、WordとExcelはスペシャリストレベル(一般レベル)とエキスパートレベル(上級レベル)の2種類の科目があり、証明したいスキルによってレベルを選択できます。

経理事務を目指す人におすすめの資格と、その理由

画像2: 山里さん

山里さん

簿記です。

経理は専門職のため、やはり基礎知識として簿記検定の有無を必ず面接時に聞かれます。

「勉強中」「これから取得を目指す」など自主学習を意欲的に進めていることもアピールポイントになりますね。

画像2: 熊本さん

熊本さん

日商簿記2級・3級です。

業務では、専門用語が多く使用されます。

たとえ実務経験がなくても資格があれば、「借方」「貸方」「勘定科目」など簿記の概念について基礎的な理解があり、未経験でもチャレンジしたい方なんだなと認識してもらえます。日商簿記検定は、年に数回実施されている身近な資格なので、おすすめです。

画像2: 中嶋さん

中嶋さん

日商簿記2級・3級は未経験でも売り込むポイントになります。

日商簿記2級・3級について

3級:

業種・職種にかかわらずビジネスパーソンが身に付けておくべき「必須の基本知識」として、多くの企業から評価される資格です。
基本的な商業簿記を修得し、小規模企業の企業活動や会計実務を踏まえ、経理関連書類の適切な処理を行うために求められるレベルです。

2級:

経営管理に役立つ知識として、企業から最も求められる資格のひとつです。

高度な商業簿記・工業簿記(原価計算を含む)を修得し、財務諸表の数字から経営内容を把握できるなど、企業活動や会計実務を踏まえ適切な処理や分析を行うために求められるレベルです。

人事事務を目指す人におすすめの資格と、その理由について教えてください。

画像3: 山里さん

山里さん

資格を保有しているかどうかよりも、実務経験が重視されています。

人事事務経験者は少数のため、最低限の一般事務経験があれば良いと思います。

画像3: 熊本さん

熊本さん

しいて挙げるとしたなら、社労士(社会保険労務士)資格です。

労務管理の業務では知識が必要なため即戦力となります。

しかし給与計算の業務など、配属事業所によっては、ほとんどスキルを活かせない可能性もあります。

画像3: 中嶋さん

中嶋さん

給与計算検定や、社労士資格です。前向きな意欲が評価される可能性があります。

給与計算検定とは?

給与計算業務についてのスキルを証明できる資格です。

「最低賃金」「未払い残業代」「長時間労働」など、労働法関連の知識が身に付きます。

社会保険労務士などの、他資格を目指す第一歩にも。

法学部、商学部出身などのバックグラウンドを活かして取得をしやすい資格だといわれています。

社労士資格とは?

「社会保険労務士」とは、社会保険や年金、労働管理を扱う人事や労務のエキスパート。

会社と従業員の間に立ち、社会保障制度を円滑に活用できるよう手助けをする仕事です。

独立開業して、企業に対するコンサルタントとして活動している人も数多く存在します。

国家資格であり、試験では幅広い法律の知識が問われます。

アピールする人は多いが、現場業務に即していない資格

画像4: 熊本さん

熊本さん

秘書検定や、そろばん検定は、あったらあったで良いのですが、トランスコスモスの現場の業務にあまり即していないと思います。

それよりも「入社後に、簿記検定にチャレンジする」などの方が良いと思います。将来は経理事務をやりたい方が、まずは初心者OKの事務職に就いて、事務・経理の登竜門と思ってもらう、キャリアアップの第一歩に活用してもらう、は全然アリです。

以前は事務職、出産でブランクがあり、仕事復帰したいけれど、まずは限られた時間で働きたい、という人もすごく嬉しいです。

大学は経営学部で簿記は少しやっていて、「PL」や「売掛/買掛」など少し分かるだけでもありがたいです。「ブランクがあるけど、やっぱり手に職をつけたい」という人もウェルカムです!

画像4: 山里さん

山里さん

秘書検定は、ビジネスマナーなどは身についているかもしれませんが…それよりもトランスコスモスの面接官は「MOS検定などを持っていること(PC操作スキルに問題がないかどうか)」を見ています。

私が所属している、トランスコスモスの佐世保の事業所に応募して来られる人の中には、職業訓練校に通っている方も多いです。事務職の求職が少ない土地柄ではありますが、そんな中でも、事務スキルを身に付けたいと勉強している人が多いなと感じます。

経理事務を目指す方は、やはり簿記資格ですね。たとえ実務経験が無くても、簿記3級を持っているだけでプラスになります。

人事事務は、佐世保ではめったに求人・採用事例がありませんが、稀に「バイトで給与計算の経験がある」といった人も見られます。

トランスコスモスの事務職の現場は?

トランスコスモスの事務職は、皆が同じ「契約社員」という立場でチームを組み、一つの目標に向かって仕事をします。

「処理数」「受電数」「ミス率」など、事務処理量の目標(※ノルマではない)が毎日数値で決まっていて、締め時間もあります。たとえミスが起こった場合でも、同じチーム内のメンバー同士でお互いにカバーし合うことができます。前もって所属先に相談すれば、休みの調整なども比較的しやすく、子育て中の人も働きやすい職場だと言えます。

そして、数字をモチベーションにしながら確実にスキルアップができます。

例えば、入力スピードなら誰にも負けないような、事務のプロフェッショナルを目指すことができ、働くモチベーションが高い人が数多く在籍しています。事務職でスキルアップを目指したい方におすすめです!

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