「子どもとの今しかない時間を大切にしたい」と語るのは、看護師として働きながら2人の子どもを育てるAkoさん。限られた時間の中で家事や育児をこなしながら、自分の時間も大切にするくらしの様子を発信しています。今回は、Akoさんの時間のやりくり術やモチベーションを保つためにしていることなどを伺いました。
話を聞いた人
Akoさん
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大変だけど支えにもなった仕事の存在。育児と仕事の両立
8歳と4歳の2児の母で、総合病院で看護師として16年働いてきました。入職時に病棟の配属になり、最初は3交代勤務、途中からは2交代勤務で日勤と夜勤をしていました。
産休と育休は2回取得していて、どちらも1年半ほどで復帰しています。1人目の時は、もともといた病棟に9時〜16時の時短勤務で復帰したんですが、時短勤務の人は外来で働く方針に途中で変わりまして。仕事も育児も初めてのことばかりで、子どもも手がかかる時だったので、両立が大変ですごくしんどかったのを覚えています。
でも、2人目の時は割と育児に慣れていたので、育児が大変だとはあまり思わなかったですね。ただ、仕事面ではやっぱりハードでストレスも大きいので、体力面と精神面では大変な思いをしました。
一方で、仕事があったおかげでバランスが取れていたようにも思います。ずっと子どもと一緒だとどうしてもイライラしてしまうこともありますが、離れる時間があるからこそ、子どもと一緒に過ごす時間を大切にすることができました。
あと、子育て中の方や、子育てを経験してきた先輩方が職場に多くて、いろいろ話したり相談できたりしたのは、仕事をしていて一番良かったと思ったことでしたね。子育ての悩みを聞いて「私もこういうことがあったよ」「これはこうすると良いよ」とアドバイスをもらったり、子どもと行って楽しかった場所を教えてもらったり…。子育てへの理解がある職場でもあったので、すごく助けられました。
両立のポイントは時間の使い方
時間がない中でもやりくりするために、起きられる日は朝早く起きて、前の日にできなかった家事をしたり、夜ご飯の準備をしたりしています。やっぱり仕事から帰ってきた後は時間がないので、朝の時間の有効活用は日頃意識していますね。
あと、育休から職場に復帰してからは平日休みがほとんどなかったのですが、その数少ない休みで友達とご飯に行ったり、美容院に行ったりして、少しでも自分の時間を作るようにしています。
夫も私も両親が近くにいないので、なかなか人に頼ることもできず、夫と2人で全部やらなければいけないんですね。その中で時間に追われたり、自分がリフレッシュする時間が取れなかったりすると、時間がないうえに自分自身にも余裕がないので子どもとちゃんと向き合えなくて…。話をちゃんと聞けなかったり、どうしても怒り口調になってしまったりして反省することがありました。
だから少しでも自分の時間を作れるようには気を付けていて、リフレッシュしながら仕事と育児を頑張っています。
忙しくても乗り切るためのモチベーションは家族旅行
日々のモチベーションになっているのは、家族との旅行です。なかなか夫と休みを合わせるのが難しい中でも、定期的に家族旅行へ行くようにしていて。それがあるおかげで「ここまで頑張ろう」「家族で楽しいことしよう」「自分自身もリフレッシュしよう」という思いがモチベーションになっています。
もともと私たち夫婦は旅行が好きなので、子どもが生まれる前も2人で温泉に行ったりしていたんです。それで、長男が1歳になる前くらいから家族旅行に行くようになりました。
特に、長期で休む時は遠くに行くと夫婦で決めていて。長期で休みがとりやすいゴールデンウィークや夏休み、お正月に夫と休みを合わせて計画を立てています。
2連休くらいであれば近場でキャンプをしたり、1泊でどこかに泊まったり、実家に帰ったり。長期なら県外ですね。車で遠出したり、子どもが好きな飛行機や新幹線に乗せてあげられるような行き先にしたり。子どもは恐竜好きなので、福井の恐竜博物館へ行ったり、ディズニーランドに行ったりもしました。
遠出をするときにいつも意識しているのが、新幹線や特急などの公共交通機関を使う時は後ろの方の席を取ることです。後ろの席は荷物を置けるスペースがすぐ近くにあるので、ベビーカーを目の届く範囲で置いておけますし、トイレにもすぐに行くことができます。
あと、荷物は極力少なくすることも意識していますね。ロッカーに荷物を預けるにも、子連れだとあちこち移動しづらいし、ベビーカーは荷物が多いと動きづらいので、できるだけ身軽にしています。例えば、現地で調達できるものは現地で買ったり、コインランドリーがあれば洗濯をしたりして、なるべく荷物が最小限で済むように工夫しています。
子どもの小さい時期はあっという間に過ぎていくので、今しかない時間を大切にしたいと夫婦でずっと話していて。夫は基本平日も決まった時間に帰れなかったり、なかなか家族との時間が取れなかったりするので、こうしてまとまった休みを取って家族みんなで過ごせる時間は、私にとっても家族にとってもとても大切なものです。