YouTubeは、ユーザー間のコミュニケーションを図るソーシャルネットワーキングサービス(以下、SNS)の中でも、全世代に利用者がいる動画コンテンツ共有サービスです。最近ではテレビよりもYouTubeを観る人が多く、総務省の調査によると、YouTubeの10代~40代の利用者数はいずれも90%を超えていることが判明しました。
YouTubeの高い利用率と広告収入を得られるところに着目して、「ユーチューバー(YouTuber)」と呼ばれる人たちが多様な分野で出現するようになりました。この動きはスイーツの情報発信でも例外ではありません。またユーチューバーは、YouTube以外にもインスタグラムやTwitter、TikTok、ブログも併用しながらアカウントを運営しており、SNSごとに異なる性格の違いを上手く採り入れてユーザーを獲得しています。
今回は、スイーツに関してYouTubeで情報発信を行っているユーチューバーのアカウントを、はたらくレシピ編集部が厳選してご紹介します。
スイーツちゃんねる あんみつ
チャンネル登録者数 14.6万人(2022年3月現在)
「スイーツちゃんねる あんみつ」は、ユーチューバーの「あんみつ」さんが甘いものを食べる動画を投稿しているYouTubeチャンネルです。2015年7月に開設され、スイーツの食レポや訪問した飲食店(いずれも東京都内を中心)の紹介、新商品紹介、プチ大食いなど「食」にこだわった動画をアップしています。また、写真を投稿したり、アンケートを取ったりできる「コミュニティ」機能も積極的に活用しています。スイーツを食べるチャンネルの他に、ASMR(※)の動画専用のチャンネルもあります。
※ASMR:Autonomous Sensory Meridian Responseの頭文字を取った略称で、人がものを食べるときに心地よいと感じる音や反応。一般的には咀嚼音の意味で使われていることが多い。
うさもぐるめさん
チャンネル登録者数 3.32万人(2022年3月現在)
「うさもぐるめ」は、スイーツやお肉が大好きなうさもぐさんが運営しているYouTubeチャンネルです。「年間600個以上食べる」というあんバターを使ったスイーツをはじめ、チョコやスナック菓子、抹茶スイーツなどを爆食いする動画の他、東京都内を中心にカフェやスイーツの紹介、食レポをしている動画がアップされています。うさもぐさんはファンとの交流を大切にしており、動画に寄せられているコメントの多さや、オフ会の実施などからもその様子がうかがえます。
たく・ぼっちグルメ巡り
チャンネル登録者数 1.75万人(2022年3月現在)
「たく・ぼっちグルメ巡り」は、大学生をしている「たく」さんが、関東を中心にカフェ巡り、スイーツや食べ放題のお店の紹介動画や、テイクアウトしたさまざまな種類のスイーツを食べる動画が投稿されているYouTubeチャンネルです。「自分の動画を観てもらうことで、知らなかった食べ放題やカフェの情報を知れた、1人でカフェや食べ放題のお店に行く勇気をもらえたと、喜んでもらえたら嬉しい」との思いで運営されています。
yagi
チャンネル登録者数 2.61万人(2022年3月現在)
yagiは、OLをしている「yagi」さんが、東京・千葉のカフェ巡りやお店訪問をしたり、カフェで朝活や勉強をしたりする様子を動画にした、「Vlog」と呼ばれるジャンルのYouTubeチャンネルです。いわゆるブログの動画版のため、これまで紹介してきた、純粋に「食べる」だけにこだわって作られた動画とは少し違いますが、動画を観ながら一緒にカフェ巡りをしたり仕事したりしている気分になれます。動画を観たファンやチャンネル登録者が訪問できるよう、カフェやお店の名前と住所、インスタグラムのアカウント情報も掲載しています。
東京カフェちゃんねる
チャンネル登録者数 9.01万人(2022年3月現在)
「東京カフェちゃんねる」は、カフェが大好きなOLの「ぱんもん」さんと「Ai」さんの2人で運営している、YouTubeチャンネルです。こちらもVlogになっていて、東京都内を中心に、神奈川や京都、新店舗、話題のお店のおすすめカフェメニューを紹介しています。メインページのヘッダーのかわいらしいイラストが目を引きます。動画を観た人からのコメントに、ひとつひとつアクションを返してくれるのもうれしいポイントです。
penchan vlog
チャンネル登録者数 1.32万人(2022年3月現在)
「penchan vlog」は、「大好きなスイーツやカフェの情報をもっと多くの人に届けたい」との思いからはじめた、penchanさんのYouTubeチャンネルです。こちらもチャンネル名の通りVlogになっていて、penchanさんがカフェやスイーツのお店をたくさん回る様子が動画になっています。「パフェ」「チョコスイーツ」「チーズケーキ」など、動画1本につきテーマをひとつに絞り、5軒~7軒ほど紹介しているのが特徴です。フェイスブックやTwitterのタイムラインのような「コミュニティ」機能も活用し、積極的に発信しています。
まとめ
今回、YouTubeでスイーツ情報を発信しているアカウントをご紹介してきました。YouTubeを発信媒体として活用するユーチューバーの増加により、他のアカウントと差別化を図るために「コミュニティ」機能の活用や、動画へのコメントへの返信といったファンとの交流を大切にしたり、サムネイル画像にこだわってみたりと、さまざまな工夫を凝らしているのがよく分かります。
コロナ禍が続き、おうち時間も増えている今、食べ歩きを控えている人は多いかもしれません。そんなときは、ユーチューバーの食べ歩き動画を観て、一緒に行った気分を味わうのもよいでしょう。