「辛い時にそばにいてくれる存在」。そう語るNoaさんは推しの存在に支えられ、元気づけられてきた一人です。仕事でつまずいた時や、プライベートで悲しいことがあった時もそばにいてくれる推し。Noaさんにとっての推しの存在や、そのきっかけ、推し活の仕方を伺いました。
話を聞いた人
Noaさん
Instagram:https://www.instagram.com/173eop_/
TikTok:https://www.tiktok.com/@moonnu
辛い時期の出会いがハマるきっかけに
私が推しているのは、スマホゲームアプリ「あんさんぶるスターズ!!(以下、あんスタ)」の氷鷹 北斗(ひだか ほくと)くんです。3年ほど前にハマった当時、仕事でつまずいていた時期で。
そんな私を見たあんスタ好きな友達から「自分の過去とか境遇と重なる部分があってきっと共感するから見てみて」と教えてもらったんです。そこで、北斗くんが自分の辛い過去を乗り越える姿や努力、情熱にすごく感化されました。
自分の過去を受け入れたり、嫌なところを認めたりするのって、男女問わず容易にできることではないと思うんです。それに、変わろうと思ってすぐに変われるものでもないじゃないですか。でもそこで北斗くんは、仲間に影響されながら努力して、彼自身もユニットも強くなっていったんです。
それと自分を重ねて、このままじゃ駄目なんだと、頑張る気持ちをくれたのが北斗くんでした。
普段の推し活では、友達とカフェに行ったり、Instagramに推し活の様子をアップしたり、友達と電話をしながらあんスタのアプリをしたりしています。
あと、私は自分の家がすごく好きでインテリアにもこだわっていて、そのインテリアの中で「ここに北斗を置いたらかわいいな」みたいに、日々の暮らしそのものに溶け込むようにアクリルスタンドやぬいぐるみを置いて、日々のモチベーションを上げています。
転職し、仕事終わりに推し活ができる仕事へ
仕事は、調理師として老人福祉センターで3食作っています。基本的にはシフト制なので、1ヶ月のうちで働かなければならない日数さえ勤務できれば、休みたいときに休みを取れる職場です。
早番と遅番の勤務形態があって、早番は朝5時から午後2時、遅番は朝10時半から夜7時半までなんです。そのおかげで、早番の後にカフェに行ったり明るいうちに家で写真を撮ったりと、仕事終わりの推し活も楽しめています。
でも、一つ前の職場は同じ調理師でも夜遅くまで仕事があったんですよ。しかも家から遠くて、家には寝に帰るような感じでした。それに、オタク友達には学生が多くて、電話したりゲームをしたりするのが大体夜なので、夜遅いと友達との推し活ができなくて。それで、夜に働かなくても良い今の職場に転職しました。
推し活のやりくり術
推し活のやりくりでは、メリハリをつけているのがまず一つあります。私は中途半端に課金したり、お金かけたりするのが嫌な性格で。例えば缶バッチだったら何十個も集めたいし、課金するならカンストするまでやりたいんですよ。だから、やるならとことんやるし、やらないなら全くやらないようにはしていますね。
あとは、買うグッズなどの目標を決めて、そのために節約することもあります。グッズの販売予告って半年くらい前に出るんですよ。それを見越して、早めに節約を始めたり、ご飯を最小限に抑えたり、作りおきを頑張ったりします。あと、単発でWebデザインの仕事をして、副業のように収入を得てもいます。
また、グッズを集める時には人とたくさん交換して、なるべくお金をかけずに集めるようにしていますね。例えば、缶バッチって1個単位で売られてるわけじゃないんです。箱があって、複数のキャラがランダムで入っているんですね。だから、15個入りを10箱買っても、北斗くんの缶バッチは最大でも10個しか手に入らないんです。たくさん北斗くんの缶バッチを集めるため、オタク友達同士で交換しながらグッズのやりくりもしています。
言葉と歌と推しの存在に救われてきた、仕事とプライベート
最近でいうと、長く付き合った彼氏に振られたんですが、未練もなく吹っ切れたのも北斗くんのおかげだと思っています(笑)。本来であればすごく辛いし大ダメージな出来事だと思うのですが、その前にもすぐ後にもあんスタのライブの予定があったので、「北斗に会えるからいいや」って思えたんですよね。それに、プレイヤーである私がまるで彼女のようなエピソードもあって、そこでも救われた気分になっていました。
それに、私が仕事で辛い時にいてくれたのも北斗くんだったので、本当に大好きな存在なんです。そのおかげで未練が残らずに済んだのかな、と思っています。
辛い時にそばにいてくれる。絶やさず光を照らしてくれる存在
私たちの界隈では、lit.linkで自分のサイトを設営して自己紹介文を書いているのですが、私のサイトの自己紹介文にある「北斗は私が道に迷わないようにステージで輝いて絶やさず光を照らしてくれるんです そんなかけがえの無い存在なんです。」という言葉の通りです。私が道に迷わないように、辛い時もそばにいてくれるような、そんな存在です。