みなさんにとって「推し活」はどんな時間ですか?今回お話を伺った岡崎美玖さんにとって推し活は、「普段の日常では味わえない自分が味わえる」時間だといいます。それが日々の中でオンオフを切り替える支えになっており、とても大切な存在なのだとか。司会業をしながら「ラーメンインタビュアー」として大好きなラーメンについて発信する中で、完全なオフの時間をくれる推し活について伺いました。

話を聞いた人
岡崎美玖さん
新卒で株式会社ファーストリテイリングに入社後、PLST事業部にて営業を経験したのち、本社に異動しマーケティング部でPR・広報を経験。2023年に独立し、イベントMCなどの司会業・ラーメンインタビュアー・PR/広報・ライター・動画クリエイターとして活動中
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コロナ禍がオンラインゲームとの出会いに

ゲームの中でもオンラインゲームが好きで、中でも「原神」というゲームを推しています。いろいろなキャラクターを育成しながら、どんどん強い敵を倒してストーリーを進めていくオープンワールドのゲームです。

原神を始めてからもう3年ほどになるのですが、きっかけはコロナ禍でした。幼い頃からDSやプレイステーションなどのゲーム機を使って遊ぶことはしていたのですが、オンラインゲームはしたことがなくて。そんな中、コロナ禍で自宅待機を強いられた時に友人から誘われてオンラインゲームをするようになりました。

友人は「FPS」と呼ばれるシューティング系のゲームをしている人が多く、最初はApexやFortniteなどのシューティング系のゲームから始めまして。リアルでのコミュニケーションが制限される中、電話やゲームを通じて何かを一緒にできるのがすごく楽しかったんですよね。それでどんどんはまっていって、ゲーム専用のパソコンを買うなど環境も整えていきました。

ただ、続けているうちに、趣味として心にゆとりがほしくて遊んでいるのに、誰かとバトルをしなければならなかったり、100人の中で1位にならなければいけなかったりと、オフの時間でもバチバチしているのが合わないと感じてきて……。そこで友人に話してみると、オープンワールドのゲームが向いているんじゃないかと勧めてもらい、原神に出会いました。

画像: コロナ禍がオンラインゲームとの出会いに

自分の楽しみを見つけて楽しむ、原神の魅力

原神が他のオープンワールドのゲームと大きく違うのが「音楽」なんです。プレーするようになる前、事前情報としてそんな話をは聞いていたのですが、実際にやってみたら想像以上で。

ゲームの中には日本や中国などの様々な国をモチーフにした場所があるのですが、そこで流れるBGMは、それぞれの国で一番有名なオーケストラが演奏しているんですよ。例えば日本だったら、東京フィルハーモニー交響楽団というオーケストラが演奏しています。私はもともとバイオリンをしていたこともあり、どんどんはまっていきました。この音楽へのこだわりようはすごく魅力的だと思います。

あと、ゲームの中にはこだわれる要素が色々あって、人によって楽しみ方が違うんです。魚釣りしかしない人もいるくらいなんですよ(笑)。私はひたすらストーリーを楽しんでいるのですが、写真撮影にこだわる方もいれば、自分の街をとことんこだわって作っている方もいたり、キャラクターの育成に専念される方もいたりします。自分ならではの楽しみ方を見つけられるのも、とっても魅力的だと思っています。

私がメインで楽しんでいるストーリーに関して言うと、全部のセリフに声が吹き込まれていて、著名な声優さんが沢山起用されているんです。映像もすごくきれいなので、ストーリーを進めるだけでも一つのアニメ作品を見たぐらい堪能できます。

画像: 自分の楽しみを見つけて楽しむ、原神の魅力

家でも外でも楽しむ推し活

推し活の仕方としては、やっぱりまずゲームをプレイすることですね。色々なストーリーを進めていくのがとにかく楽しくて、毎晩「原神タイム」としてゲームをする時間を確保しています。紅茶を飲んだりしながら完全にリラックスして、自分の気が済むまでゲームをしています。

あとはオフラインでのイベントもあって、基本的には全部行っていますね。ちょうど8月に東京で「原神展~たびごころの赴くままに~」という展示会がありまして。メインキャラクターの武器が展示されていたり、オリジナルムービーが流れていたり、撮影パネルがあったり、実際のゲーム中に出てくるオブジェが展示されていたりしていつもとても楽しみにしています。また、毎年オーケストラコンサートも開催されていていつも足を運ぶのですが、毎回涙を流すくらい感動しています。

そういったイベントでは限定のオリジナルグッズもあり、グッズもよく買っていますね。自分の部屋には推し活グッズコーナーがあるので、そこに飾って一緒に同じ空間で過ごす、みたいな楽しみ方をしています。最近はコンサートの時にアクリルスタンドを持って行って写真を撮ることも始めたところです。

画像: 家でも外でも楽しむ推し活

司会業と「ラーメンインタビュアー」。2足のわらじ

現在の仕事は司会業がメインで、イベントや展示会、コンサートの司会や、企業のOG・OBにインタビューをする就活生系のYouTubeチャンネルのMCなど、幅広くお仕事をさせていただいています。

同時に「ラーメンインタビュアー」としての活動もしていまして。実はそれも推し活から始まっていて、最初は本当にただただラーメンがずっと好きで発信していたのがお仕事になっているんですね。

大学入学と同時に上京してきてから地元栃木以外のラーメンを食べて、醤油ラーメンといえば「佐野ラーメン」だと思っていたのがいい意味で壊されたんです。醤油ラーメンといっても、素材によって全然味の見え方が違ってくることはすごく衝撃でしたね。醤油、味噌、豚骨とかの大きな見方だけではなく、もっと細かい切り口があることに気づいてから、食べ歩きにはまって発信をするようになり、そこからコラムなどのお仕事をいただくようになりました。

画像: 司会業と「ラーメンインタビュアー」。2足のわらじ

「生活」だからこその両立

推し活と仕事の両立は、難しいなと感じている部分でもあって、良くないと分かっていながらも夜遅くまで遊んでしまったりするんですよね。ただ、お金や時間の使い方についてルールを決めているわけではなくて、趣味として生活に溶け込んだものとして楽しんでいるからこそ、無理なくうまく両立できているように思います。

それに、ちゃんとオフがあるからこそ私自身もギアが切り替えられて、「このためにお仕事頑張ろう」という気持ちにさせてくれる意味でも、仕事と趣味としてうまく両立ができているのではないかと感じています。

画像: 「生活」だからこその両立

別世界の私が、オンを頑張れる活力に

もともとの私の性格的に、趣味と仕事のオンオフを切り替えるのが上手くできないことがあって。オフの時間でも常に仕事のことが頭に入ってしまって、疲れてしまうことがあるんですね。会社員からフリーランスになったこともあり、それを感じることも増えていました。

そんな中、原神をはじめとするオンラインゲームは、自分の好きな環境でオフを全力で楽しめる空間なんです。家の中にいてもお仕事を一切遮断して、ヘッドホンをして没入してゲームだけに集中できる没頭できるので、完全にオンオフを切り替えられるのがすごく大きくて。動画編集や原稿作成など、同じパソコンで作業するものも多い中で、ひとたび原神の世界に入り込むとオフになれるのがすごい革命でした。

だから、私にとって原神は非日常を味わえる大事な時間ですね。私は「岡崎美玖」だけど、原神の中に入れば旅人としての主人公に入り込んで、キャラクターたちと一緒に物語を進めていく自分になる。世界観が変わって、同じ私だけど、原神の中の旅人としての自分に入り込めるんです。普段の日常では味わえない自分を味わわせてくれて、完全にオフな自分になれる大事な存在となっています。

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